証券口座を開設する際に、オンライン証券会社(例:SBI証券、楽天証券など)か銀行系証券会社(例:三菱UFJモルガン・スタンレー証券やみずほ証券など)のどちらを選ぶべきかは、投資スタイルやニーズにより異なります。どちらが「良い」ということは一概には言えませんが、以下の点を参考にしながら選ぶと良いでしょう。
ざっくり言うと、
オンライン証券口座は、低コストで手軽に投資を始めたい人や、自分で取引を管理したい投資家に特におすすめで、銀行系証券口座は、サポート重視や資産管理の利便性を求める投資家におすすめです。
こんな感じで一言で説明できますが、詳しく見ていきます。
1. 手数料
- オンライン証券:一般的に手数料が安いです。特に、少額投資や頻繁に取引を行う場合は、オンライン証券を選ぶ方がコストを抑えられます。
- 銀行系証券:サポートやアドバイスが充実している分、株式売買や投資信託の手数料がオンライン証券よりも高い傾向があります。
2.取引ツールやシステム
- オンライン証券会社:24時間いつでもインターネットを通じて取引可能。アプリが使いやすく、充実している場合が多いです。特に、テクニカル分析を行いたい、チャートの表示をカスタマイズしたいなどの場合は、オンライン証券が便利です。
- 銀行系証券会社: 銀行口座から証券口座への資金移動がリアルタイムで行え、資産の一元管理が可能で、預金や投資を統合的に把握できます。
3. 情報提供やサポート
- オンライン証券会社では、情報提供が豊富で、セミナーや投資信託のレポートもありますが、個別サポートは限定的です。自己学習ができる人に向いています。
- 銀行系証券会社では、個別のアドバイザーからのサポートや投資に関するアドバイスを受けることができます。初心者の場合、専門家のアドバイスをもらいたいというニーズがあるなら、銀行系証券会社の方が向いています。また、銀行系ならではの独自の金融商品や運用プランが提供される場合もあります。
4. 口座開設の手続き
- オンライン証券:銀行口座と連携する必要がありますが、オンラインで手続きが完結し、スピーディに口座開設ができます。
- 銀行系証券:既にその銀行の口座を持っている場合、証券口座の開設手続きがスムーズです。普段使っている銀行と連携しているため、資金の移動が簡単です。
5. 取り扱い商品
- オンライン証券:株式(国内株、外国株)、投資信託、ETF、債券、CFD(差金決済取引)、先物・オプション、暗号資産関連商品など幅広い商品が用意されています。
- 銀行系証券:株式や投資信託は取り扱っていますが、品揃えや取り扱い商品数はオンライン証券に比べて少ないことが一般的です。
6. 信頼性や安全性
- オンライン証券:金融庁に登録された企業であれば、安全に利用できますが、規模が小さい証券会社もあるため、事前に信頼性を確認することが大切です。基本的にオンライン上で完結するため、投資のアドバイスや対面相談を受けたい人には不向き。
- 銀行系証券:銀行と連携しているため、信頼性は高く、万が一の事態でも銀行のサポートが期待できます。
オンライン証券の例
銀行系証券会社の例
1.三菱UFJモルガン・スタンレー証券
2.みずほ証券
3.SMBC日興証券
4.りそな銀行グループ(りそな銀行の証券仲介サービス)
まとめ
- 初心者向けには、投資のサポートを手厚く受けたい、銀行口座との連携を重視する人は銀行系証券会社が適しています。
- 自己流で投資を学んでいきたい場合、手数料が安く、使いやすい取引ツールが整っているオンライン証券を選んだ方が良いでしょう。
- 少額で頻繁に取引を行いたい場合、手数料が安く、取扱商品も豊富なオンライン証券がオススメです。
- 自分の投資スタイルや希望に合った証券会社を選ぶことが大切です。
コメント